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2014年1月15日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2014年1月11日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
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【2014.1.11 フォレスト21さがみの森 定例活動レポート】 

 2014年1月11日(土)8時30分、橋本駅南口に集合。新年の第1回である。今日はくっきりと快晴。風もなくおだやか。今朝はだいぶ冷え込んだ。今日は橋本駅には14名。いつもは自家用車で来る人も、作業終了後に新年会があるため、電車などで集合。2台のレンタカーに分乗して現地へ向かう。3連休の初日のためか、少し交通量が多めである。途中に建設中の高速道路(圏央道)の相模原ICの巨大な橋も形がだいぶ見えてきた。

 林道の途中の斜面には白い「シモバシラ」が大きく生長していた。自動車を止めて写真撮影をする。大きなシモバシラは高さが20cmほどある。薄い氷の縞模様が美しい。

土場の作業小屋には早く到着したKさんが薪ストーブに火を入れてくれていた。寒いときの火はありがたい。

 現地参加者を含めて16名、作業準備をしてYさんの指導の下、いつもの順備体操を行なう。正月の食べ過ぎ、運動不足で身体が重い。

土場で順備体操

 今日の作業は身体馴らしということで、いろいろ。ヒノキ枝打ち、林内見回り、ツル切りなど、気になっているところの作業をこて試しということで実施する。

 ツル切りでは昨年行なった林道下の急斜面を点検する。ていねいにツルを切ったつもりでも、結構残っていた。直径5cmぐらいで真っ直ぐ伸びているので低木と思っていたら、クズのツルだった。一度切ったあたりもツルを引っ張ってみると、地面を這っているあたりが切れていなかったりする。ツルが絡みついて倒れなかった除伐木を引っ張ると、なんとか倒れてきた。

太いクズの切り口

 枝打ちのほうは、一本梯子でヒノキの枯枝落しや林道近くの枝払いを行なった。ヒノキが混んでいるところは高さの半分以上の枝が枯れてきているので、そろそろ間伐が必要かもしれない。日当たりのよい林道沿いでは枝が太く張り出して、切るのに苦戦。2本つないだ一本梯子の高さは4m。その上で、安全ベルトをして、太い枝を何とか切り落としていた。

枝打ち作業

 学びの森を回った人からは、人が歩く歩道部分はほぼ問題ないが、一部に太い倒木があり、またいで通ったという報告があった。枯木といえば、土場から少し下った林道沿いのアカマツがまとまって枯れており、そろそろ処理が必要である。 

 林内にはイノシシの掘り跡やけもの道が縦横に走っているのが見られる。今朝、早めに来たKさんからイノシシを見たという報告があった。作業中にもがさがさという何か逃げていく音が聞かれた。

 作業は昼で終了。道具の手入れをして片付ける。気温はあまりあがらず、日陰は凍ったままで、風は冷たい。遠くの景色は少しかすんでいる。

 12時半過ぎに終礼。自動車に分乗して、橋本駅へ向かう。13時半前に駅に着いて散会。そのあといつもの居酒屋で新年会。多くの人が参加して、ビールと焼酎で夕方まで盛り上がりました。

参加の皆さん

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

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