森づくりフォーラム・ニュース

2014年3月11日 お知らせフィールド活動さがみの森

【フォレスト21さがみの森】2014年3月8日活動レポート

<<フォレスト21さがみの森では、毎月第2土曜日・第4日曜日に定例活動を
 実施しています。森林での林業体験や自然観察などにご関心のある方は、
 ぜひご連絡ください。>>  
 contact→sagami●moridukuri.jp(●を@に変えてください)

【2014.3.8 8:30~16:00 さがみの森定例活動レポート】

 3月8日(土)の定例活動日は晴れているがまだ寒い。霜が降りるぐらいの気温である。8:30橋本駅南口に集合、参加者は7名。まだ雪が溶けないだろうと思っていたら、森林管理署が除雪をしてくれたという。

 2台の自動車に分乗して西方のさがみの森へ向かう。橋本駅から国道16号を越えたあたりにカワヅザクラが並木状に植わっているが、ようやくピンクの花が開きつつある。例年より開花が遅いようだ。市街地を抜けると、丹沢山地の白い山並みが見える。さがみ縦貫道路(圏央道)の幹線部分はつながったようで、フェンスなどの工事が進められている。6月に開通とか。インターチェンジ用の曲がりくねった道路も形が見えてきた。インターチェンジは来年の3月。

 仙洞寺山の林道に入ると、まわりの林床には白い雪が残っているが、林道は大部分が雪かきしてある。2月23日に70~80cmの積雪があったあたりもきれいに片付いていた。ちょうど土場の下の林道で、除雪作業中のバックホウにであった。

 土場のテントはしっかりとロープで補強してあったので、つぶれずに無事。苗床用の金網囲いは雪の重さで横木が折れ、つぶれていた。山道はまだ20~30cmの雪が積もっていて長靴が役立つ。

 本日の作業は小屋の煙突掃除から始める。長い割竹にブラシをつけて、煙突のススをとる。しばらくぶりの掃除であったが、あんがいきれいだった。そして、小屋の屋根に登り、屋根に積もった落葉を掻き落す。雨樋の中は水と落葉がいっぱい。凍っているので、まとめて剥がせた。

 3人ほどは今日も枝打ち。1本はしごを担いで、林道下側で作業。雪が溶けていないのでたいへん。小屋の周りでは雪でササ(スズタケ)が地面に押し付けられているので、歩きやすい。その辺りを見ていくと、たくさんのツルがぶら下がっている。直径10cmほどのクズもあった。その年輪を見ると、6年生ほどである。年輪幅は1cmほどもある。早速切り倒す。

 そして、昼。暖かい小屋の中でおむすびをほおばる。お湯を沸かして、スープを飲む人もいる。それが終わると、Mさんが持参した一夜干しの2種類のイカを鉄板の上で焼き、振舞ってくれた。腹が膨れると、眠くなる。

 さて、午後は枝打ち除伐グループと苗床の金網囲いの片付けグループに分かれて作業。金網の囲いは、サルなどが手を入れられないように、針金で縫いこみ、釘で留めてていねいに作ってある。針金を切り、釘をはずして、解体する。支柱はだいぶ腐朽がすすんでいる。基礎部分には丸太の株を埋め込んで固定してある。頑丈なものである。3人で何とか終了。

 3時前に皆土場に戻ってきて、道具の手入れと片付け。雪の上の風は冷たい。枝打ちしたノコギリはヤニ取りがかかせない。ヤニ取りスプレーできれいにヤニを落とす。今後の日程を確認して終了。自動車に分乗して橋本駅へ向かう。橋本到着は4時を過ぎていた。

そして反省会。今日は参加者が少ない。それでもいつものように、ビールと焼酎で長い反省時間でした。

報告:坂場光雄(フォレスト21連絡協議会)

 

最新ニュース