森づくりフォーラム・ニュース

2019年4月23日 イベント森林と社会と暮らし

6月2日(日)「~どう使われる? どう活かす?~ 森林環境税と市民参加の森づくり」

森づくりフォーラム総会シンポジウム
~どう使われる?どう活かす?~
森林環境税市民参加づくり
-森林社会学研究会連続講座「森から人へ 人から森へ」第15回-

  

 国土面積の3分の2を森林が占めている、世界でも有数の森林大国と
なっている日本。森林は環境保全、水源涵養、生物多様性保全、災害防止、
資源の供給等の多面的な機能を有し、私たち人々の暮らしをはじめ、
あらゆる生物の生態系を支え続けています。
 現在、気候変動リスクの増大等により、地球規模で「持続可能な社会」の
実現がめざされている中、こと日本においては、各地域の森林を持続的に
維持・活用していくことがますます重要になってきています。

 このたび森林環境税・森林環境譲与税(仮称)の導入が決定され、
2019年4月より「森林経営管理法」が施行されています。森林を
めぐる制度・法律が大きく変わる中で、私たち市民と森との関わりは
どうなっていくのでしょうか。
 また市民が直接的に森林の保全や活用に関わる「市民参加の森づくり」は
今後どう進めていくべきでしょうか。

 本シンポジウムは、森林環境税の内容を理解し、「市民参加の森づくり」に
どう活用していくべきかを考える、意見交換の場にしたいと思います。

*お申込みはこちら

日 時 2019年6月2日(日) 13:30~16:30(会場 13:00)
会 場 東京大学農学部弥生講堂 アネックス・セイホクギャラリー
東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内 ≫アクセス
プログラム 1.講演
 「日本の伝統的環境保全と自然信仰」
   内山 節(哲学者、森づくりフォーラム代表理事)

 「生態的林業の推進の駆動力としてのPES/森林環境税への期待(仮題)
     柴田 晋吾 さん(上智大学大学院 教授)

2.森林環境税、森林経営管理法の概要紹介
  永井 壯茂 さん(林野庁森林整備部 計画課)

3.話題提供
 「自治体ヒアリングから見えた持続的な森林環境税の活用プログラム」
  小寺 徹 さん (一般社団法人CSV開発機構 専務理事)

4.パネルディスカッション
  パネラー    :上記出演者4名
  コメンテーター :山﨑 靖代 さん(林業家)
  コーディネーター:鹿住 貴之 さん
           (認定NPO法人JUON(樹恩) NETWORK 事務局長)

申し込み 申し込みフォームから
→定員に達しましたので一旦申込みを締め切らせいただきます(5/29)
   参加に関する問い合わせは office@moridukuri.jp まで。
参加費 一般:2,000円 会員・学生:1,000円
懇親会(シンポジウム終了後2時間程度、希望者のみ):3,000円 
出演者プロフィール

内山 節(うちやま たかし)
哲学者/森づくりフォーラム代表理事
1970年代から東京と群馬県上野村の二重生活を続けながら、在野で、存在論、労働論、自然哲学、時間論において独自の思想を展開する。2016年3月まで立教大学21世紀社会デザイン研究科教授。著書に『新・幸福論 近現代の次に来るもの』『森にかよう道』『「里」という思想』『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』『戦争という仕事』『文明の災禍』ほか。2015年冬に『内山節著作集』全15巻が刊行されている。

小寺 徹(こでら とおる)さん
JTB入社後、海外の先進事例を日本に導入する業務に従事、専門は地域活性化・森林・環境・エネルギー。法人営業上野支店長・霞が関第三事業部長・CSV事業推進部長を経て、2014年一般社団法人CSV開発機構を設立、専務理事に就任。CSV概念を地方創生の切り札にすべく、産官学交えた40社で活動を行う。活動の傍ら、弘前市CSVまちづくりプロデューサー、千葉商科大学FWプロデューサー、千葉商科大学経済研究所一般客員研究員、豊島区観光推進委員、おもてなし規格認証審査員 等、地域活性・次世代育成で活動中。

柴田 晋吾(しばた しんご)さん
京都府出身。東京大学農学部林学科卒。農林水産省林野庁、文部科学省、国連食糧農業機関などの勤務を経て、2013年から上智大学教授(大学院地球環境学研究科)。科学修士(カリフォルニア大学バークレー校)。農学博士(東京大学)。アメリカフォーレスターズ協会会員。グローバルな環境資源管理政策を研究。主要著書に、『エコ・フォレスティング(日本林業調査会)』、『環境にお金を払う仕組み -PES(生態系サービスへの支払い)が分かる本(大学教育出版、近刊予定)』

  永井  壯茂(ながい たけも)さん
平成12年林野庁入庁。これまで東日本大震災に係る海岸林の復興や東京オリパラ大会の基本計画策定にも携わる。平成23年から3年間、小田原市に出向し、ひと・技術・想いをひき寄せる「よせぎ」をキーワードに、地域の木材流通、ブランド化、木の文化の復権に向けて奔走。現在は全国の森林整備や治山対策のための施策・予算を担当。

  当日コーディネーター
鹿住  貴之
(かすみ たかゆき)さん
1998年大学生協の呼びかけで設立された都市と農山漁村を結ぶJUON NETWORK(樹恩ネットワーク)に事務局スタッフとして参画。99年3月より事務局長。その他、NPO法人森づくりフォーラム常務理事、認定NPO法 人エンパワメントかながわ理事、認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会運営委員長、東京ボランティア・市民活動センター運営委員、 杉並ボランティアセンター運営委員等様々な市民活動に携わっている。著書に『割り箸が地域と地球を救う』(創森社・共著)等。
定 員 70名(先着順)
主  催 NPO法人森づくりフォーラム/森林社会学研究会
事務局

森づくりフォーラム内
〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-14 第1ライトビル405号
TEL. 03-3868-9535 FAX.03-3868-9536
E-mail:office@moridukuri.jp
森林社会学研究会 連続講座シリーズ 平成30 年度 緑と水の森林ファンド助成事業

   

最新ニュース