森づくりフォーラム・ニュース

2020年7月9日

団体会員紹介(NPO法人 愛のまちエコ倶楽部)

森づくりフォーラム団体会員紹介
▶ NPO法人 愛のまちエコ倶楽部(滋賀県東近江市)
 http://ai-eco.com/

  愛のまちエコ倶楽部は、まちの人たちと地域資源循環の取り組み「菜の花プロジェクト」を進めるために生まれたNPOです。主な活動は「資源循環の実践」、「環境教育」、「農村資源を生かした地域活性(グリーンツーリズム)」の3つ。その活動のひとつとして生まれたのが「里守隊(さともりたい)」。荒廃していた地域の里山で「子どもたちが遊べる明るい森を取り戻そう」と、2005年から月1回の整備作業を続けています。

 

暗い森から明るく豊かな森へ 暮らし密接した里山林の復活を目指す

愛のまちエコ倶楽部の「里守隊(さともりたい)」は、暮らしと密接に関わってきた里山林の復活を目指し、2005年に結成しました。活動拠点の「オオコバの森」は当時マツ枯れがひどく、倒木で足の踏み場もない薄暗い森でした。そこで、「子どもたちが遊べる明るい森を取り戻そう」と月1回の整備作業を開始。倒木除去、下草刈り、萌芽更新、腐葉土採取などの活動を続けています。

 幼児から80歳代まで幅広い年齢のメンバーが参加し、作業に汗を流すとともに、森の中のかまどで作った昼食を一緒に食べ、交流を深めています。活動の成果物である薪や腐葉土は地域の方に販売し、地域内資源循環を実現しています。また、「いきもの観察会」など一般家族を対象としたイベントも開催。森の良さを知るきっかけづくりになるとともに、メンバーもこの森の多様性を改めて知る機会となっています。

 15年かけて少しずつ明るくなってきたこの豊かな森をフィールドに、今後は環境教育にも力を入れたいと考えています。


地域の魅力を世界へ広げる

 愛のまちエコ倶楽部では、菜の花プロジェクトを広める「環境教育」にも取り組んでいます。東近江市愛東地域から始まったこの取り組みは現在、日本はもちろん海外からも注目されています。特に廃食油を使った「エコキャンドル作り」や「バイオディーゼル燃料実験」などの体験は、子どもたちを中心に人気を集めています。さらに最近話題のSDGsをこの地域と菜の花プロジェクトを通して考える研修もスタートしました。

 また「農村資源を生かした地域活性(グリーンツーリズム)」として地域の魅力をより多くの人に感じてもらえるよう、農家民泊のコーディネートや移住・就農支援、まち歩きなど、地域の人と人のつながりを大切にした取り組みも行っています。中でも農家民泊では、国内だけでなく世界各国からお客様が訪れ、受け入れ家庭はもちろん地域全体に活気が出てきています。その他地域の農業に関心を持つ人を増やそうと通年イベントを企画、毎年多くの方々に参加していただいています。農業分野では米や、ぶどう、梨、お茶づくり体験を実施。地域の方との触れ合いを大切にし、活動を進めています。

 
設立から15年 これからの15年を考える

 団体の設立から15年を迎える2020年。これまで継続してきた活動をアップデートしつつ、より多くの方を巻き込めるかがポイントとなっています。くしくも新型コロナウィルス感染拡大の影響で環境学習や農業体験、農家民泊がのきなみキャンセルとなり、今後の私たちの進む道を考える時間となりました。里守隊活動に関しても、今後の15年をどうつくりあげていくか、今一度立ち止まって考えなおす時が来ています。

 森と人が調和して生きられるように、持続可能な里山保全をたくさんの仲間と進めたいと考えています。

 

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 NPO法人 愛のまちエコ倶楽部

 〇所在地:滋賀県東近江市
 〇設立:2005年
 〇ホームページ:http://ai-eco.com/
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