全国の市民による森づくり団体紹介


NPO法人 いわきの森に親しむ会

 「いわきの森に親しむ会」は2001年7月から9月の間、森との共生をテーマに開催された、うつくしま未来博(地方博覧会)の会場の一つ「森のネイテャーツアー&森の学校」において経験したことを、いわき市において実現してみようということから2001年10月に立ち上がりました。
 市民の森を市民の手でつくり・守り・育てて、その市民の森において安全に気軽に楽しく付き合うことができる仕組みを作ることを目的として、「安全第一に楽しく」をモットーに活動を続けています。

 2004年6月に、多くの仲間を募りながら、さらに事業活動を発展させていくために、NPO法人の認証を受けました。いわき市林業研修センター及びいわき市森林休養施設湯ノ岳山荘の指定管理者として管理運営にあたるため、法人の目的は、「市民の森づくり並びに森との付き合い方についての調査研究、啓蒙に関する事業を行い、森に親しみながら持続可能な地域づくりを目指すこと」としました。

現在取り組んでいること

<市民の森づくり>
里山における観察コースの整備と維持管理
 今まで市内10数カ所に観察コースを整備してきましたが、現在は湯ノ岳山荘を中心としたフィールド(約12ha)に絞っています。
②自然体験活動を安全に楽しく行うことのできるフィールドの整備
 今までのフィールド整備に加えて、現在「子ども達の自然体験活動フィールド整備事業」に取組んでおります。この事業は、幼児から小学生までの子ども達が、安全に気軽び里山での活動ができる空間を整備し、森林ESDの役割の一部を担うことをねらいとしています。
③栗園跡地(2.5ha)の再生整備
 今から30数年前に廃園となり荒廃していたところを5年前から再生するための活動を行っております。市内に自生しているカエデの観察林とクヌギの薪炭林の整備が主なものです。
④海岸林の再生整備
 2011年の災害による津波被害を受けた海岸林の再生整備のために、NPO法人トチギ環境未来基地と「苗木forいわき」プロジェクトを立ち上げ、多くのボランティアの協力を受けながら取り組んでおります。

海岸林整備

<森との付き合い方の勉強会、プログラム開発>
①プログラム開発
 里山を中心として自然体験活動プログラムや環境教育の学習プログラムの開発を専門講師の指導を受けながら取り組んでいます。
②森づくり技術研修
 地元の林業活性化センターや林災防に協力する形で刈払機やチェーンソーの取扱研修にかかわっています。
③調査活動
 湯ノ岳フィールドを中心に市内3ヶ所の植生調査を定期的に行っています。

森の手入れ作業

<自然案内人の育成ならびにインタープリテーション>
①自然案内人の育成
 毎年、専門講師による研修会の他一般市民対象の自然案内人養成基礎講座を開催しています。
②自然観察会、自然体験活動の実施
③小学校を中心とした環境教育支援

自然観察会

<森林や林業に関する啓蒙>
うつくしま21森づくりネットワークのメンバーとしての活動を中心に実施しています。

<いわき市林業研修センターおよび森林休養施設>
湯ノ岳山荘の指定管理者として管理運営に従事しています。

今後の課題・展望について

 2011年の震災以降、減少している森林整備の担い手不足が加速しており、ボランティアのみの活動では対応が厳しくなってきております。国際ボランティアNGO NICEの国際ワークキャンプの受け入れや地元労組の若者達の参加促進等を行いながら何とかやりくりしていますが、将来、専門職員の雇用についても検討しなければと思っているところです。

育樹作業

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 NPO法人 いわきの森に親しむ会

 〇所在地:福島県いわき市
 〇設立:2001年
 〇ホームページ:http//iwaki-mori.jimdo.com/