森林と社会と暮らしこれまでの研究会活動


連続講座「森から人へ、人から森へ」

第12回 「Iターン移住先駆者が考える地域経済のこれから」
~岐阜県郡上市での森林を活用した取り組みを中心に~

【講 師】小森 胤樹(郡上エネルギー株式会社 代表取締役)

開催日:2018年11月3日(土)
会 場:文京シビックセンター 5階会議室C

特別回 「森をめぐる経済のこれから」

 近年、森林価値の見直しと、資源利活用促進の機運が高まっており、6次産業化や地域復興をめざすソーシャルビジネス等の台頭により森林をめぐる新たなサービスや取り組みへの期待がある一方で、バイオマス発電による大規模な森林伐採のリスクが生じている等、森をめぐる経済が変革期を迎えています。

 内山節は、これまでに自然と労働の関わりや共同体に関する考察を深め、明治期以降の金融経済を基盤とした個人主義的な社会の在り方から脱却し、自然と人とが確かに関係しあい、共生していくための地域コミュニティの再創造が不可欠と説いています(「新・幸福論」より)

 森と人とが再度強く結びつきあい、共生していくにあたって森をどのように活かし、守っていくべきでしょうか。また地域を支えるコミュニティの一員としての市民ができることは何でしょうか。森をめぐる経済を起点に、考え、議論したいと思います。

【講 師】内山 節(哲学者、森づくりフォーラム代表理事)
       赤堀 楠雄(林材ライター)

開催日:2018年5月20日(日)
会 場:林友ビル 6階 大会議室

第11回 「次世代林業家からみた森林」

江戸時代より日本全国の林業の模範地とされた吉野林業ですが、現在吉野材の木材価格は低迷し、また後継者不足などから大きな岐路に立たされています。そんな中、吉野で300年以上経営を続けている「谷林業」の取り組みが注目されています。
奈良県南部の吉野郡内にスギ・ヒノキの人工林を約1500ha、奈良北部の北葛城郡周辺に約30haの雑木林を所有・管理している谷林業は、林業家としての仕事も継続しながら、「町で木を使う人が増えるしくみづくり」の必要性から都市での活動も始め、20~30代の社員も新たに採用する等、多角的な事業に取り組んでいます。谷林業の谷 茂則さんに、現在の取り組みや今後のヴィジョン等について伺いました。

【講 師】谷 茂則(谷林業 株式会社 代表取締役)

開催日:2018年4月7日(土)
会 場:文京シビックセンター5階会議室A+B

第10回 「シシ荒れからみた森林」

今、森林率が7 割り近くを占める日本のあちこちでイノシシやシカ、クマといった野生動物が出没し、その生息数の増加、生息域の拡大によって「獣害= シシ荒れ」という社会問題が発生しています。問題の背景には、森林の様相が変化するとともに、これら野生動物たちの生活も変化していることがあるように思われます。
 野生動物と人との関係から、今後日本の森林はどのように整備・管理・デザインされていけばよいのでしょうか。マタギをはじめとした先人の狩猟採集文化・活動を研究し、現在の野生動物保護管理問題についても研究をされている田口さんにお話しいただきました。

【講 師】田口 洋美(狩猟文化研究所代表/ 東北芸術工科大学 教授)

開催日:2017年12月2日(土)
会 場:TKP神田ビジネスセンター C702会議室

哲学者 内山 節 と行く『上野村 秋の視察・散策ツアー2017』

村の面積の96%が森林で占められる群馬県・上野村。森づくりフォーラムの代表を務める哲学者・内山 節は、40年あまりこの上野村と東京を行き来しつつ暮らしています。
村と都市を往来する暮らしを通して、労働・自然哲学や社会思想、山村・農村、貨幣について数々の著作を発表してきました。
内山の著作活動のインスピレーションの源ともいえる上野村の暮らしは、今どのようなものなのでしょうか。
本ツアーは、内山 節と実際に上野村を訪ね、バイオマス発電施設等を見学し、食や散策を通じて村の暮らしを体験するという内容で開催しました。

【講 師】内山  節、高橋  隆

開催日:2017年11月7日(火)~8日(水)
会 場:ヴィラせせらぎ、上野村バイオマス施設ほか

第9回 「木材コーディネーターからみた森林」

木づかい運動や国産材利用推進の機運が高まっている昨今、森林・林業分野では「木材コーディネーター」という職業が注目を集めています。
 森林所有者とのコミュニケーションからはじまり、木材の流通に関わり、木を活かした暮らしをユーザーにも提案していく。そういった幅広い役割をこなしている木材コーディネーターは、実際にどんな仕事をしているのでしょうか。またその仕事を通じて、日本の森林は今どのように見えているのでしょうか。
 木材コーディネーターとして活躍されている鈴木直子さんに、大いに語っていただきました。

【講 師】鈴木 直子(木材コーディネーター/(一社)森のマルシェ 代表理事)

開催日:2017年8月6日(土)14:00~17:00
会 場:文京シビックセンター 3階 区民会議室C

第8回 「おもちゃからみた森林」

森林のもつ様々な機能や、資源の利活用が見直されている昨今、 教育分野からも「森のようちえん」や「木育」といったムーヴメントが拡がってきています。 今回は、「木育」で先進的な取り組みをされている多田千尋さんにご講演いただきます。 遊具やおもちゃ、内装などが国産材でつくられている「東京おもちゃ美術館」の館長でもある同氏に、 どのような思いで木育活動を広げているのか、 また「ウッドスタート」や「木育サミット」といった現在の活動や今後の展望など、 幅広くお話ししていただきました。

【講 師】    多田 千尋(芸術教育研究所 所長/東京おもちゃ美術館 館長)

開催日:2017年4月1日(土)14:00~17:00
会 場:文京シビックセンター 3階 区民会議室A+B

第7回「森づくり活動の一歩先をめざして」

森づくりフォーラムは昨年度林野庁補助事業として、「H27年森林づくり活動についての実態調査」を行いました。 調査の結果、約1,000団体からの回答があり、活動運営における世代交代や資金繰りなど、様々な課題を抱えていることが分かりました。 今年度は更に詳細な分析作業を行い、課題解決のモデルケースとなりうる10団体の調査を実施しました。 本講座でその調査結果を情報共有し、またモデルとなる団体の発表などを交え、 今後の活動展開に向けた意見交換の場として開催したいと思います。

◎平成27年度森林づくり活動実態調査 分析結果の発表・コメント

  • 松村 正治さん(恵泉女学園大学 人間社会学部 准教授)
  • 富井 久義さん(筑波大学大学院 人文社会科学研究科 博士後期課程)

◎出演団体

  • NPO法人 いわて森林再生研究会(岩手県)
  • NPO法人 時ノ寿の森クラブ(静岡県)
  • NPO法人 里山倶楽部(大阪)

開催日:2017年2月4日
場所:東京大学弥生講堂アネックスセイホクギャラリー


報告書:「森づくり活動の一歩先をめざして」 (PDF/36.8MB)

第6回「市民が主体となる森づくりとは?」

森の重要性が見直される昨今、森を管理・保・活用し、時に事業化しながら、 森づくりに関わる市民団体や社会的企業の活動が注目を集めています。
一方、日本の林業・林政は木材生産増大、大規模加工流通体制の整備による林業の成長 産業化に焦点が当てられ、国民参加・市民参加の影が薄れてきています。
こうした状況の中、市民が「主体」となる森づくりとはどういうことなのか?
これからの森づくりにおける市民団体の重要性とは?
生態系保全を基礎とした森林管理を、多様な人々の協働によって構築することに 関心を持ち続け、森林社会学の研究者でもある柿澤宏昭さんにご登壇いただき、 お話していただきたいと思います。

【講 演】    柿澤 宏昭(北海道大学 森林政策学研究室 教授)

開催日:2016年12月3日(土)
会場:文京シビックセンター4F

第5回 「林業家から見た日本の森林」

2016 年度の第1 回目となる今回は、林業家であり、森づくりフォーラム理事でもある速水 亨さんをお招きし、 「林業家から見た日本の森林(仮)」をテーマにご講演いただく予定です。 講演後は質疑応答やディスカッションの時間もございますので、ぜひご参加ください。

【講 演】    速水 亨(速水林業 代表取締役)

開催日:2016年10月1日(土)
会 場:アカデミー文京 学習室

第4回 「森林づくり活動の「今」と「これから」」

〜林野庁補助事業 森づくり活動実態調査より~

森づくりフォーラムは、全国約3,000団体を対象に「平成27年森づくり活動実態調査」を実施しました。 回答の集計により全国の森づくり活動の状況・課題が明らかになりつつあります
この調査結果をふまえて、森づくり活動を積極的に行う団体の事例を交えつつ、 森づくり活動の「これから」を語り合いたいと思います。

【コーディネーター】    松下 芳樹(森づくりフォーラム理事)

【出演団体】

  • 奥多摩・山しごとの会(東京)
  • NPO法人 ちば森づくりの会 (千葉)
  • 認定NPO法人・埼玉県指定NPO法人
  • NPO法人トチギ環境未来基地 (栃木)
  • 穂の国森林探偵事務所(愛知)
  • NPO法人よこはま里山研究所NORA(神奈川)
  • 理想の森プロジェクト(京都)

開催日: 2016年3月6日(日)13:30~17:00
会 場:東京大学農学部弥生講堂アネックスセイホクギャラリー


報告書:「森から人へ 人から森へ ~森林づくり活動の今とこれから~」(PDF/31.7MB)

第3回 「森林と木質バイオマス」

注目を浴びるようになって久しい木質バイオマス事業。
しかし、どのように定着していくのかがあまり見えてこない状況にあります。
どこに課題があり、どのような手法を取り入れていくことが適切なのでしょうか。
そして、この分野における都市と農山村の関係のあり方は?
バイオマス事業に取り組む講演者の皆さまに、大いに語っていただきたいと思います

【登壇者】

  • 相川 高信(株式会社三菱UFJリサーチ&コンサルティング環境・エネルギー部 副主任研究員)
  • 豊岡 和美(一般社団法人徳島地域エネルギー 事務局長)
  • 松田 直子(株式会社Hibana 代表取締役)

開催日:2015年11月8日(日)13:30~17:00
会 場:全水道会館(会場アクセスはこちら)


報告書:「森から人へ 人から森へ ~森林とバイオマス~」(PDF/7.1MB)

第2回「森林とソーシャルビジネス」

過疎化などの問題に直面している、山村の課題解決を目指すソーシャルビジネスと
森林は、今どのように関わっているのでしょうか。
大石氏、佐藤氏、山本氏に登壇していただき、大いに語っていただきたいと思います

【講演 1】 山本 信次 さん(岩手大学農学部 准教授)
      「求められるのは地域の「自立」か「自律」か」

【講演 2】 大石 卓史 さん(近畿大学農学部 講師)
      「山村ビジネスとマーケティング」

【講演 3】 佐藤 岳利 さん(株式会社ワイス・ワイス 代表取締役)
      「国産材とソーシャルビジネス」

【パネルディスカッション】

  • コーディネーター : 山本 信次 さん
  • パネラー : 大石 卓史 さん 佐藤 岳利 さん

開催日:2015 年 10 月 3 日 ( 土 )
会 場:文京シビックセンター 26 階スカイホール


報告書:「森から人へ 人から森へ ~森林とソーシャルビジネス~」(PDF/7.1MB)

第1回 シンポジウム「森から人へ 人から森へ」

森に一歩近づくことで、私たちが活かしていくことのできる多くの発見がある。 そんな発想から、人と自然との隔たりを埋めていくためのさまざまな試みが始まっています。 こうした流れをさらに広げ、より確かなものにしていくために、 そして<森とともに暮らす社会> に迫っていくために「森林社会学研究会 連続講座」を開催します。

挨拶 原田敏之

講演 内山節「群馬県上野村の森林社会学」

講演 北尾邦伸「<京都と森>の森林社会学」

鼎談 内山節・北尾邦伸・松下芳樹

開催日:2015年5月31日
会場:文京シビックセンター スカイホール


報告書:「森から人へ 人から森へ 森林社会学連続講座第一回」(PDF/6.6MB)